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いただいた素晴らしいメッセージ1.2.3.4.5

前のコラムで土岐さんからのアドヴァイスをご紹介しました。
他にも私にとても影響を与えた素晴らしいアドヴァイスを思い出したの書いてみます。

その1
20代の頃とても仲が良かったお姉さんのようだったシンガーソングラーターのSさんの夫で俳句をやっていたNさんが、”みっちゃんは自分を育てていけばいいんだよ”って。
はい、今も発展途上のつもりで自分を養育中です。

その2
1976年に初めてNew Yorkに行きました。
その時に出会った友人が、ギターリストで歌も歌うJames Blood Ulmerの家に連れていってくれました。私が彼に、日本から来たこと、歌をやっていること、そして誰か先生を探していると話したら、彼が教えてくれるというのです。そして初日のレッスンに15分くらい遅れてしまいました。ルームメートがワシントンスクエアーに連れていってくれ、そこからレッスンへ行くのに、道に迷ってしまいました。
そのときJamesが
“本当にプロになりたかったら、”No park, no party!”だよって。
みんなが遊んでいる時も練習するのがプロ、そのくらい一生懸命やらなければプロになんかなれないということでしょうね。レッスンは、彼はギタリストで初心者の私はスタイルが違いすぎるので、数回で終わりましたが、近所に住んでいたので、時々遊びに行って、見るもの聴くもの全て勉強になりました。最初は彼のことは何も知らなかったのですが、彼はOrnet Colemanと共演したり、自分のオリジナルのチューニングで創造的な音楽をやっているとてもクリエイティブなミュージシャンだと少しづつわかりました。彼は今でもアメリカやヨーロッパで活躍しています。

その3
私の最初のアルバム” One Love”をプロデュース、演奏してくださったBassistの中山英二さんから
最初は東北ツアーのお誘いがありました。突然電話をいただいて、リハーサルをするためにスタジオ近くのバス停で待ち合わせをしました。初対面の中山さんをバス停で待っていると、一生懸命走ってこちらに向かってくる男性が中山さんでした。お会いした時、礼儀正しく、すごく真剣さが伝わってきました。”この人は真剣な人なんだ!”と感じました。言葉ではないけど強いメッセージでした。

その4
2枚目のアルバムではレコーディングの為にPianistの大徳俊幸さんもスウェーデンに一緒に行っていただき、現地のミュージシャンとレコーディングしました。大徳さんとは15年間ライブでも共演していただきました。
その頃、私のリーダーバンドはライブハウスは六本木にあったPit  innがメインのステージで、結構精力的にいろんなバンド形式でやっていました。
いつも手探の私でしたが、大徳さんは”吉野さんは思いきりよくやってくれれば(歌ってくれれば)いいよ!”て。かなりワイルドだったりしましたが、とにかく”思いきりよく”を胸に、今でも私のライブ活動は続いています。

Nさんの
“みっちゃんは自分を育てていけばいいんだよ”
James Blood Ulmer
“本当にプロになりたかったら、”No park, no party!”だよって。
中山英二さん
“この人は真剣な人なんだ!”と私は感じました。
大徳俊之さん
“吉野さんは思いきりよくやってくれれば(歌ってくれれば)いいんだよ!”
土岐英史さん
“1曲を3ヶ月くらいかけて練習してごらん!て。

他にもいろんな方にお会いして素晴らしいアドヴァイスをたくさんいただきました。
私の中に生きています。
また思い出したら書いてみます。

綺麗な桃色の大きな花に目が止まりました。
自転車で通りがかったお宅の前に赤ちゃんの顔くらいの15cmくらい。