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なぜ発表する前にちゃんとチェックしなかったのか?

2020年の東京五輪のエンブラムの取り下げられた問題で大騒ぎが続いています。

マスコミ、ネットなどの報道は加熱して、佐野研二郎氏は、”….家族まで攻撃が続いて、人間として耐えられない”と,コメントを発表していました。

一つ問題があった時、マスコミなど全員同じ方を向き攻撃をするパターンは辟易する。佐野氏はネットから他の写真から軽率に使ったり、バックの模倣はスタッフがやったと告白し、他にも問題が出ているが、エンブラムは、自分の発想で一生懸命作ったのかもしれない。少なくも自分はそう言っている。

しかし、こんな問題に発展した組織のチェックの甘さには呆れてしまいます。国際社会に提示するスーパープロジェクトなのだから、発表する前に周りがなぜもっと厳密にチェックしなかったのか、世界に向けての,誇るべき象徴なのだから。作る方は、世界を舞台に自分のオリジナルデザインを発表できる最高の舞台なのに。

これからいろんな訴訟が起き、佐野氏は逮捕される可能性もあるとまで言われる。

私は、今年の冬から春にかけて、デザインで社会を考えるというプロジェクトにボランティアで参加する機会がありました。

私の参加したチームはたまたまファッション関係の人が多く、その一人が”好きなファッションの仕事だけど、洋服を作る時、大量に布が余って(残反ーザンタンというらしいーそして余るほど注文するのは、製造する人を守るためでもあるらしい)それが廃棄されるのが悲しい”と訴えたのを、みんな共感して、その残反の問題を取り組むことに決めました。

そして、私がプロジェクトの名前”Reborn”はどう?と提案しました。捨てる布が蘇るし、布でリボンのように包むこともできるのでひらめきました。仲間から、”いい!!” “さすが!” 納得してもらい決まりかけました。その時JICAに勤めているB君がネット検索して、”ダメだ!TOYOTAがすで使ってる!”と、見つけてくれNGになりました。(偶然にも既にあったRebornはこの佐野さんのロゴです)B君えらい!さすがです。ネーミングの発想は良かったんだけど、みんなと”残念!”と諦めました。

この程度のレベルのプロジェクトでもちゃんとチェックする作法はあるのです。

私の、教室の improvisationのグループ名を、最初、私は武蔵野に住んでいて、musicとかけてサウンドも好きなので”MUZA”(ミューザ)としました。そしたらある時、川崎に同じ名前のホールがあることを知り、同じ呼び名だけど字が違う

“MYU座”にしました。真似は嫌いだけど、たまたま同じということもあるんですよね。商店の名前が同じとか。人の名前漢字が違う人もいるのと同じで。

もう一つおまけ。私のスタジオの発表会ライブのタイトルを”spice of life”と名ずけました。Spiceをきかせた生き方をしたい、生徒にとっても歌うことも生きる上での大事なspiceだと思うから、…。のような発想で。その後になって、レコードレーベルで、同じ名前がありました。それは、私より遅く立ち上げレーベルです。私はもう24年くらい前に作った名前なので、すっかり定着し、私の教室の大事な部分です。