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アートは自分の感覚が喜んで刺激を受ければいい

この夏はずいぶん劇場やライブに行きました。
その分お茶漬けをすすっていたはずなのですが痩せるどころか、ますます豊かになって困っていますが。

おとといはブルーノートのミルトン、ナシメントに。
初めてミルトンを近くで生で聴くことが出来て、とてもうれしく、幸福感に浸りました。
アンコールが終わってからもずっとステージに戻って来てほしいと、拍手コールをしていました。

昨日は、デンマークのベティ・ナンセン劇場の新生命のオペラ「ヴォイツェク」WOYZECKを見に東京フォーラムへ。
ロバート・ウィルソン演出 & トム・ウェイツ音楽の二人の鬼才の参加で素晴らしい作品だと思う。
オペラといってもいわゆるクラシカルなイメージと違い、歌はベルカント唱方でなくて トム.ウェイツのような感じの声(ちょっと嗄れた感じで渋い)で統一され、モダンなトータル・アートとして 楽しめました。
英語で歌われ、日本語の字幕付きでストーリーもあったのですが、抽象的な歌詞ではっきりとは理解出来ませんで。しかしロバート・ウィルソン演出、美術、照明は、どの場面を切り取っても一枚のモダンアートのような作品で美しく楽しかった。演奏も客席の前の部分にオーケストラ.ピットを作ってのライブ演奏でとても贅沢でした。

私は、アートは自分の感覚が喜んで刺激を受ければいいと思っています。
理解出来ない部分があっても、自分の感覚が刺激を受け広がるのがうれしいのです。

久しぶりにそんな感じのステ-ジを見ました。