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ドライブ.マイ.カー

日曜日の今日、久しぶりに映画館に。
「ドライブ.マイ.カー」村上春樹原作、濱口竜介監督、西島秀俊主演
数日前、新聞広告で知り、ぜひ見たいと、掃除の合間に希望の夕方に空席あるかな?とチェック。予想に反して全然空席ありでネット予約完了。
映画は好きだけど、それに歩いて20分くらいのところにいくつか映画館があるのに、滅多に館の中には入りません。今日はワクワクしながら席につきました。

すごく満足。濱口監督が持つ村上作品のイメージが素晴らしい!
センシイティブでストーリーの展開の仕方、シーン、建物、景色がさりげなくセンスよく私にはとても気持ちよかった。久しぶりに普段使ってない体全体の感覚が呼び起こされてビンビン喜んでいる感じでした。見ている時、終演後もなんとも言えない充実感がありコロナ禍で無意識に打撃を受けている気分を癒してくれました。最初のシーンはなんか違和感があったけど、彼特有のレイヤーのあるストーリーだからで、後にそのためか?と納得。
時計を見たら、ええ?3時間もすぎたの!

Storyは説明しないけど、主演の西島秀俊、ドライバー役の三浦透子がいい。
前から行ってみたかったレストランに行って、お店の雰囲気、スタッフ、前菜からデザートまで満足したような気分かな?
村上春樹はジャズファンでジャズをかけるお店をやっていたくらいで本も書く人だからか、雰囲気がジャズの匂いがする。だからなお共感するのかな?
でもつくづくなんでもみんな人それぞれ好き好きでセンスもそれぞれ。
音楽も映画もアートもなんでも。
でも、よかったら!

映画の余韻の中、帰りは、歩きながらイヤフォーンから聴こえる
優しいカルロス.アギーレの歌声がフィットしてか、
普段自転車で通りすぎるお店のプランツに目が。
そっと映画のエンディングテーマを奏でているよう。
健さんの映画の後だとこの植木ではないね!

葉っぱを切り落としてしまうと、彫刻のよう。
見たことある木なんだけど、今日はかっこよく見えました。