海外への飛行機の旅には慣れているのだが、国内線は経験が少ない。夏休みを兼ねたイヴェント参加で島根に行くために航空券を購入。チケットには出発の15分前までにゲートへ、書いてある。”へえ、国内線って、カジュアルなんだな!”と、新幹線並みと認識。私の移動の時間の使い方は、決して遅れないが、前もって沢山の時間も用意しない。簡単に云えば、ギリギリかな。
フライトは羽田2時発。三鷹から羽田まで、約1時間半とのこと。私は家を出遅れて12時ちょっと過ぎに歩いて駅まで向かった。三鷹駅の時計は1時半を回っていた。。電車の中でこの分だとギリギリチェックイン?と、すこし戦闘体制を意識した。羽田の様子もあまり覚えていないので、駅からチェックインカウンターまでどのくらいあるのかも予想がつかず、ちょっと、甘かったかな?と、だんだんヒヤヒヤして来た。モノレールで隣の席のビジネスマン風の人に、駅から全日空のカウンターまでどのくらいかたずねたところ、さほどないとの事。私は、ドアーのところに着いたらすぐ出られるように、荷物を置いて到着を待った。カウンターに駆けつけたのは、2時15分前、ギリギリだった。カウンターの女性は、”はい”と焦っている私にニコリとして御心配なくと云う様子でチェックインの作業を開始。すると”ただいま満席になりましたので、お乗りなれません”と急に厳しい顔でいう。”そんな!私の席は?”と。”空席待ちの方がいらっしゃいましたので….そしてこのチケットは特割なので….。”と。私は”これに乗らないと伊丹からの便もむだになってしまうので….とか、15分前と書いてあるじゃないですか”と抗議する。女性は”もう、他のお客さまが乗っておりますので”の一点張りで聞いてもらえない。仕方ないので、差額を払って他の会社の便でという事になり、手配を頼み、女性は席をはずした。すると”ただいま一席空きましたので御案内します”と、さっきの冷たい顔とは、うって変わってニコニコしてやって来た。私は”やった!”と思う間もない。時間は10分前を切っている。こういう時に限りセキュリティにひっかかる。バッグにはさみがはいっていた。”はさみは着いたらお渡しします”と、書類を渡されやっと機内に。2時すれすれ。”やれやれ、今回は助かった!”と胸をなで下ろす。
ボストンに住んでいた時、ニューメキシコのサンタフェに行く時だったと思う。送ってくれた友人と話していて”ジャアね”と別れたところ、ゲートで”只今ドアが閉まりました”と云われ、”そんな!”と蒼くなったか、”そんならもっと話していれば良かった”と思ったか覚えていないが、ミルウォーキーまわりの便に変えて乗せてもらった事があった。なんとかなるものです。ウームこれだから、たまにお灸をすえられるのです。