Hyphenでのライブが先週の金曜日にいい感じで終わりました。
ライブが終わる一段落、ほっとします。しばし気分転換をしてまた今度は8月のライブの準備をします。
ライブの3日後の今週の月曜日の24日に前から予定をしていた白内障の右眼の手術を受けました。それから3日を過ぎた今日の右眼は左眼より文字が少し良く見えます。レンズが入っているので当然ですが、完全に良く見えるようになるには3−6ヶ月くらいかかるそうですが、メガネなしで暮らせると思うととても楽しみです。
手術は片方づつ、左眼手術は右眼の一週間後に受けます。ちょうど同じ頃、美智子皇太后も白内障の手術のニュース。白内障は今では当たり前のように受ける手術のようで、白内障関係の本も売れているようです。私が手術をすることを周りの人に話すと、同年代以上は立て続けに”私もやった、大したことない”の連発で手術といっても日帰りで、ハイテクが進んでいて、成功率が高くほとんど心配ない手術のよう。ただ、手術後しばらく静養しなければならない。洗髪、洗顔、スポーツ、飲酒、旅行などは禁止でジムもしばらくお休み、おとなしくしていなければならない。
私は幸運なことに今まで大きな病気もなく元気に過ごせて感謝感謝なのですが、それでも振り返ると高校生の時に蓄膿症、20代の初めに虫垂炎、そして10年位前に母の介護の時期に卵巣嚢腫と体にメスが入っています。それに歯のインプラントの手術も受けています。だから手術の度胸はついているのです。でも手術の日は日帰りせず、手術の翌朝にすぐ診察予定が入っていたので近くに安いホテルをとりました。せっかくのお泊りなのにお風呂もダメ、お疲れさまのビールもダメだったけど、電車で乗り継ぎ帰るストレスを考えると正解でした。
翌朝、診療に向かうためのたった10分くらいの道なのに、私は片眼に大袈裟な眼帯姿で歩いていたので、通りを歩く人々から”見てはならないようものを見てしまった!ような”視線を感じました。急に目を背けたり下を向いたり、私はかえって気の毒な気持ちになって、私も下を向いた方がいいのかしら?なんて気分になった。本人は普通なんだけどかなり痛々しく見えたのでしょう。見かけというのはインパクトがあるのだな?松葉杖をついてもこの視線は感じないだろうけど顔の一部だから?と、思う経験をしました。
白内障を知らない方のために少し説明を加えると、白内障は目の中にある水晶体といわれるレンズが濁ってくる現象で、かすんだりぼやけたりで50歳を超えると誰でも起こる老化現象です。私は、40代初め頃から少しづつ細かい字などはメガネを必要とし老眼鏡を使い始めました。それでも目はいい方でそれ以外は気にならなかったのですが、最近コンサートや舞台を観に行くとホールのライトが眩しくてステージを見つめるのが辛くなってしまいました。それと譜面が前より見えなくなって不自由さが増してきました。そんな時に白内障の本を手にし、手術を受けようかなと思っていたところ、手術を受けたレッスンに通っている生徒の一人が、術後の快適さを話してくれ、同じクリニックで受けることに。手術は2月に初めてクリニックに行った日に術後の休養が取れる時期ということで予約をしました。
手術は痛みはほとんど無いのですが、全身麻酔ではないので周りの声が聞こえますし、眼は光を見つめていて器具が見えるわけではないのですが、不安がないといえば嘘です。刺激的でした。度胸があっても身体は緊張していたみたいで終わった後ホテルをとってよかったと思いました。
でもポジティブなことなので、新しい経験を、感じたことを面白がって、違う景色を楽しんでいます。
帰りがけソニービル後のアートスペースの階段の壁に魅せられた。ウットリ!