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優良と不良

先日たまたまどんな番組なの?と、録画しておいたNHKのドレミファワンダーランドという音楽バラエティー番組で、ビートルズの音楽のことを話していて、彼らの音楽は、コードトーンやスケールの音を使った優良な音楽とフラットさせた(例えば、CのときにEbを使う、ブルーノートとも言えるけど)音を使った,不良な音楽がうまく混ざっているから素晴らしい音楽になっていると言うような解説の一部があって、”フーーーン”NHKはこういう例えでくるんだ、でも優良,不良はないだろう”と,笑ってしまいましたが。

昔、通ったクラッシックの音楽学校で唯一ファンだった福島雄一郎先生の音楽美学と言う授業で、美には”醜を含んだ美”と言うのがあって、きちんと整っただけじゃなくて、例えばと、ご自分の上着の襟を立てながら、外したり,歪ませたりした美があると言う説明をして下さって、ウーーンウーンと納得しながら聞いていた覚えがあります。

ジャズもアフリカからやってきたアフリカ人の音楽とヨーロッパ人のクラッシックやブラスバンドとの融合から始まった。これもクロスオーヴァーして出来た音楽。

ビートルズでも、ジャズでも外し方が、融合の仕方が絶妙なんでしょうね。

でも”優良,不良”の単純なたとえは、先日の”姉性”の様には納得、感動しませんが。