2日ほど郷里の沼田に帰りました。
たまたまオフが祇園祭りと重なったのでほんとうに久しぶりの夏の帰郷でした。
まんどう(山車)やお神輿が通りを練歩き、金魚すくい屋やヨ-ヨ-つり屋などお祭りらしい出店や屋台の並ぶ街は、懐かしくいい気持ちでした。
広場で見た、お神輿を担ぎ終えたばかりでまだ興奮している若者の表情は輝いてとても美しかった。
私はライブで燃えるので、ほんとうのお祭りには縁がないけどお祭りはその土地に住む人達が出演するすごく熱いパフォーマンスなんだなあ、とあらためて思いました。
東京への帰り、新幹線の上毛高原駅の切符売り場で70歳前後の外国人の男の人が、駅員さんとコミュニケ-ションが出来ず困っている様子だったので声をかけました。上毛高原は山の中にあって乗客の少ない新幹線の駅で、外国人がいるのはめずらしいことです。そのままホ-ムまで案内したら”I am Jim”と握手を求められお礼を言われ結局東京駅まで御一緒しました。
ジムさんは、南カリフォルニアの大学で経済学を教えている先生で、理論だけではつまらないので中国に何かを輸出しているそうです。(何のビジネスか聞いたのですが忘れました)その中国に行く途中に温泉が好きなので、成田で降りて上毛高原駅から法師温泉に寄って3泊したと言う事です。2月は宝川温泉(谷川のふもとにある大露天風呂が有名な温泉でオーナーは私の小学時代の友人です)に行ったそうです。
私は最初リタイアして観光旅行でもしている人かと思ったのですが思い違いでした。
それにしても好奇心の旺盛なポジティブかたでした。
若いバックパッカーならいざ知らず、日本語は全然話せないのに。バリアがないのですね。
久しぶりの祇園祭の帰郷は、ちょっと小さくなったけど元気な母に会って、祭りの若者のエネルギーに出会い、最後はジムさんに出会い、たくさん元気をもらった良い旅でした。