“海鼠(なまこ)切る切ればあふるる海の水”茅根 知子
ナマコを料理する時溢れる海水を読んでいると大岡信氏が説明しています。
今日の朝日新聞の折々の歌に取りあげられた歌です。俳句が趣味なわけではないのですが、今日は目に止まりました、
ところでナマコの事を英語でsea-cucumber(海の胡瓜)と云うのは知っていたのですがsea-sausage(海のソーセージ)とも云うそうです。そしてそれを人間臭い命名と大岡氏は云っていますがユーモラスな感じがしますね。じゃあ日本語のナマコは?それは海の鼠と書くのですね。これはグロテスクですね。文字がいろいろ想像させるので、こっちは鼠なんて気持ち悪い。
そういえば20代の初め中野の白鷺のアパートに住んでいた時,この歌の作者と同じの茅野(ちのね)さんと云う人が,向いの部屋に住んでいたのを思い出しました。赤坂のざくろというレストランに勤めていて優しいおねえさんでした。そのアパートの2階は慶大生の太田さん、そしてその向いが明大の棟近さん。その棟近さん達の大学のバンドにシンガーとして加わって南太平洋をソ連の船でクルーズするツアーに参加しました。ギャラはないけど旅費はただでした。これが私の最初の海外旅行で、サイパン、トラック島、ニューギニアを周るおよそ二十日間の船旅でした。その時のバンドのメンバーでフルートを吹いていた安達さんが私のHPを見て、もしやあの時の吉野さんですか?と、昨年メールを下さって、本当に久しぶりに 再会しました。
ああ!どんどんリンクしそう、そろそろ仕事に戻りまーーーす。