大谷研二氏指揮、東京混声合唱団の演奏会に神奈川県立音楽堂へ。
一ヶ月ほど前の新聞でたまたま見つけチケットを買っておいた。大谷研二先生と武満徹の組み合わせ。聴きたいと!スケデュールを見たらOKだった.
前から2番目の席で、指揮もよく見えるし、団員の顔、姿も、口の動きも全てよく見える、かぶりつきの席だった。さすがプロでみんな素敵だけど、曲によっては笑みを浮かべ自然で歌っている男声もいれば、真面目一辺倒の方も。以前ゼミでお世話になった指揮者の大谷先生もお元気そう。
一部は、Samuel barberやフォスターのアメリカの歌。
二部は、武満徹の、アカペラ。武満徹の さくらや翼や前から聴きたかった作品。
神奈川県立音楽堂は木の建物で響きが美しい古い有名なホール。
プロの集団だからハーモニーがまず狂いがなく、大谷氏の指揮は音楽の美しさを繊細にやさしく表現して美しかった。
武満の作品はこの東混(東京混声合唱団)の為に書いたと言われているから熟成していて素晴らしかった。ただ、ファスターなどのアメリカのカジュアルな雰囲気の曲は、聴いてているわたしは体が動いてしまうが、団員は真面目でほとんど不動でそのまま。
わたしもクラッシックの合唱団で歌っているが、この辺にいつもギャップを感じてします。クラッシックは書かれているものを忠実に精巧に表現する音楽を指揮者が作っていく、ジャズやゴスペルやポップスは、ハーモニーはもちろんだけど、ビートやグルーブ感を体で感じながらの音楽の違い。人間のタイプの違いを感じます。オペラの海外の演出などは、古いものでもすごくモダンな舞台美術だったらい、演出だったり、音楽の美しさに変わりないが、もっと現代に生きているお互いの学びのクロスオーバーがあってもいいなあと思ったりしながら、湘南新宿ラインあっという間に渋谷、新宿へ。