「はい、終わりました!」と先生の声。
「ああ、終わった!」と心の中でつぶやいた。
一週間前に右目の手術を経験しているので何をやるか知っているのに終わったらヘトヘト。
手術後休むためのリクライニングチェアーに看護師さんに誘導され座ると、看護師さんに思わず
「結構パワーいりますね!と私。 「緊張との戦いですからね。」と看護師さん。その通り、痛みではなく”緊張との戦い”だった。
目薬の局所麻酔だから、視点が光に切り替わるまでは周りが見える。
今回は白い針を持った先生が見えた。”ええ?見えるよ!”とちょっと私は焦る。そのうち光に切り替わり「はい三つの中の一番おおきい光を見てて」と。
そしてついに終わった!休息後に再び先生の診察を受け、先生から”きれいに”になっていますよ。と言われ、安心してホテルに向かった。今回はクリニックの反対側のホテルなので安心。
ホテルは、手術が決まった4ヶ月くらい前にネットで予約した。
緊張の疲れはあるけど、術後の痛みも何もない。先生から”TVなど見ないで休んでください”と今回も言われたけど、横になりながら気分転換に先週手術した片眼でTVを眺めた。
先週は手術を受けた夜は興奮状態で眠れなかったので、この日はメラトニンとカモミールティを家から用意した。でも朝まで興奮の方が勝ったのか効かずやはり一睡もできなかった。
翌朝の診察で再び先生から”きれいになっていますよ”と眼帯を外してもらった。
目薬のインストラクションを受け、私は元気なので、帰り際受付のスタッフに”買い物とかブラブラしてもいいですか?”と聞くと、”人ごみの中はなるべく避けて”と言われたけど、いつものスケデュールに追われた時間と違い全くの自由の身、ヴァケーションのような時間。せっかく銀座にいるのだからと、結局ブラブラ。
最近銀座にオープンした無印のホテルに行ってみたいと歩いていたら、手前にできたてのロフトがあってのぞいてみる。いい感じで一階にロフトには珍しく食料品が売っている。一角にかわいい観葉植物のお店を見つけ、近寄ると色合いと葉っぱの自由な動きに一目惚れして購入。”クロトン”とある。”手術終了祝い”だ。
そして数十メートル先の無印を見つけた。興味があったMUJIホテルのあるフロアーまで昇りトイレを使わせてもらい、同じフロワーのカフェでラテをいただいた。このカフェスペースは私の隠れ家になりそうと思ったくらい気に入った。シンプル、ゆったり、ナチュラル。アート関係やデザインのいい本が本棚にあり自由に見れる。
銀座の高級ブランド店には興味がないし私のスタイルではないので、通り過ぎるけど、銀座もちょっと路地に入ったりすると、”さすが銀座”のお店がありそう。治療中はまだ少し銀ブラができそう。
観葉植物の育て方の説明がついている、”….同居人としてお楽しみください”と。はーい。