Site Overlay

“認知神経心理学”

生徒のKさんは、失語症の患者さんなどをサポートする療法士(言語聴覚士というのかな)。昨日のlessonでは、Intarvalの練習方法を説明したら、”先生、私がやっている認知のリハビリの方法と同じで面白い!”と話が盛り上がった。認知神経心理学と言うのがあって、そのリハビリのシステムが似ているというのだ。

音楽では、Interval(音の幅)を正確に耳で認識し、それを歌えるようにするイヤートレーニング。1オクターブの半音12音を半音を1(minor2nd),2つ(major2nd)と増やしながら音の幅を増やして行くそれぞれのintervalで始まる曲をイメージするのが一番簡単で、

訓練の方法は1、視る 2、思う(考える) 3、歌う、という3つのステップだ。

認知神経心理学の方法でも、絵を見せて,考えさせたり、さわったり、このシステムと似た方法で言葉を回復させるシステムがあるとのこと。

ちょうど今日の朝日新聞の”患者を生きる”というコラムに”リハビリでなぜ機能が回復するのか”の記事が。リハビリをすると麻痺をしていても、脳の別の部分が活性化されたり,新たな神経回路が出来たりして,機能は回復してくるらしいと。”認知神経リハビリ”と言うらしい。

Kさんの一言で私も”認知神経心理学”の興味が湧いて回路が出来そう。