先日虎ノ門に行った時、ホテルオークラの前を通ったので暖をとるために中に入り、待ち合わせでもないので、いちょうというオークラのパンフレットをいただいて中をめくったら、表紙の裏は俳優の野際陽子さんのエッセーがありました。
彼女は昨年70歳になって、世間は老人気分を持つ事を薦め出し、本人も達観とか諦観とか言う気品ある感情を持ちながら老人らしく精錬の日々を過ごさなけれ ばと構えてみるが、相変わらずバタバタ忙しがり、身の回りの整理どころか服や運動器具などどんどん買って、休みの日は昼近くまでぐたぐた寝て、よれよれの ジャージでジョウバにのったり腹筋に精を出したりしているそうで、今年は”脱分別のない老人を目指したい”けど難しいと書いていました。
あらためてあの若さで70歳という年齢に驚いたけど、励まされちゃう。彼女の分別のない老人生活は、今の私の生活と大して変わらないので。野際さん、今の ままでいいじゃない!なんて勝手に私は思うけど、そんな私も、早寝早起きして、ゆったり朝食をいただき、散歩をしながら朝のおいしい空気を吸って、朝練習 をして…なんて、憧れている、でも結局今も夜中の2時過ぎ。時差で先月一か月は早寝早起き出来たけど、やっぱり!また夜型に戻ってしまった。今頃の時 間が落ち着いて好きなのです。こんな言い訳しているようではだめですね。だから、そう長年の習慣を変えるのはむずかしい!