窓越しにミニシクラメンがしおれかけているのを見て、”お水あげなきゃ！”と、慌ててベランダに出たら、バケツの表面に薄い氷が。
今日はすごく寒いんだな！と感じるより思った。
薄い氷に少し感動して、顔見知りの人に ”寒いですねえ、今日、氷が張っていましたよ！”って、挨拶したら、”毎日ですよ！”一決されてしまった。
毎日氷って張っているの？今日が特別じゃないんだ。やっぱり私がまだずれているのかしら？と。
一月は２０日まで日本を留守にしていたので、帰って来てから今年が始まった感じで、あと２週間足らずで３月になるなんて信じられない。日常のルーティーンは普通にこなしているけど、まだ私の身体と心は年が明けてひと月くらいの感じ。
そういえば、演出家の鴻上尚史さんの本で、身体は簡単には変わらないと言って、鴻上さんが昔ネイティブアメリカンをガイドに旅していた手記を読んだ時の話をしていました、……三日ほど車を飛ばして西部を旅したとき、ガイドのネイティブアメリカンが，突然立ち止まったので”どうしたのだ？”とたずねると，”早く動きすぎたから、魂がまだ追いついてこない”と言って、そこで二日キャンプを張って待った、という話。
私もまだ追いついていない。