今月6日、スペシャルなワークショップを開催しました。ゲストはベーシストの中村新太郎さん。
以前ご一緒したことがあり、その素晴らしいプレイと温かいお人柄に触れて、「いつかうちの生徒さんたちにもぜひベースのお話をしてもらいたい」と思っていたのが、実現しました!
当日は、生徒8人と私と新太郎さんと会うのは30年ぶりというドラマーの友人の、ちょうどいい人数で、アットホームで和やかな雰囲気の中、とても充実した時間になりました。

ベースの歴史から、NYの話まで
講座では、ベースの歴史や、有名ベーシストたちのプレイスタイルや特徴についてわかりやすく解説していただきました。さらに新太郎さんがニューヨークで体験された貴重なエピソードなども聞けて、多彩な内容で楽しいひとときでした。
特にエピソードの中で新太郎さんが尊敬する伝説的ベーシストレッド・ミッチェルのお話。病気で2年間入院していた間に、通常の「四度チューニング」ではなく「五度チューニング」の感覚を頭の中でマスターし、復帰後にはさらに素晴らしい演奏をするようになったというエピソードや、また、偶然にも手に入れたベースが、スラム・スチュアート(弓の名手!)が使っていた200年近く前の名器だったという話や、演奏で常に前にクリエイトしていく(make way)ということなど、いろいろベースだけではなく演奏の奥深さを感じさせていただきました。
シンガーとの1コーラス共演!
後半は、参加していたシンガーが新太郎さんのベースと1コーラス共演するという体験の時間もあり、新太郎さんとの贅沢な共演と共に自分の弱点を見つめ直す貴重な機会にもなりました。
改めて「やっぱり大事なのは基礎力だなあ」と、そしてベースの聴き方も,より深く聴けるきっかけになりました。

新太郎さん、本当にありがとうございました!
スペシャルワークショプ、インスピレーションがまた湧いてきたら、また何か企画したいです!