なぜか26年振りに、かつて住んでいたマンハッタンのイーストヴィレッジのアパートをたずねた。ありました,昔とおなじ建物に72のナンバーが。 いまのイーストヴィレッジはお土産物屋などが並ぶツーリアストエリアに変わって,昔と違った風情を見せていました。家賃もあの頃の10倍近くになっている様だ。一つ前の6th.ストリートはインディアン.レストランが軒を列ねて、ちょっとしたリトル.インドに変貌 した。私が住んでいた70′(1970年代)は、ヴレッジ、ソーホーは、いろんなアーティストが住んでいて、 自由でゆったりしていた。初めて出来た友達と6th ストリートを歩いていたら、その友達の知り合いのギタリスJAMSE.BLOOD ULMERが、窓から声をかけて来て”寄っていけ”って。それから私も友達になっていろんなアーティストのところやコンサートなど、いろんなところに連れて行ってもらった。ソーホーのオーネットコールマンのロフトや、チャーリーヘイデン.ラシッドアリのクラブやいろんなところへ…..。そのころはダンサーや絵描きやいろんなアーティストが盛んにクリエイティヴなアプローチをしているおもしろい時代だった。ワシントンスクエアでは、アーティストやパファオーマーの表現や交流の場で音楽やダンスそして魅力的なファッションに身を包んだ人達で活気に満ち溢れていた。しかし今のワシントンスクエアは、ただ普通の小さな公園の感じ。 NY大学の学生、ゲイ、老人、ツーリストや市民にとって憩いの場という感じに変わっていた。私にとってもその日歩き疲れた足を休め、しばらくボッーとするのに丁度よかった公園にかわってた。