昨日は、ミュージシャンであり詩人の山崎円城(ヤマサキ.マドキ)さんの”F.I.B JOURNAL の”Liveへ。楽しかった!bassの低音に単純で土臭いdrumsのビート そして円城さんのギターとvoiceと録音なども絡ませて。とても実験的で、クリエイティブで、でも自然でアナーキーな感じのビート音楽。そして彼のギターの開放弦のサウンドはギタリストのJames Blood Ulmerみたいで、20代の頃いたNYのヴィレッジに私を飛ばしてくれました。
あのころ近所だったギタリストのJames Blood Ulmerの家にはいろんなミュージシャンがたむろしていました。よくJamesの友人だったOnet Colemanの家もソーホーにあって連れて行ってもらいました。今でも私の目にははっきりとイーストヴィレッジのストリートやみんながセッションしていた部屋中も空気も覚えています。ちょっと淀んでいて、でもアートの生まれる匂いがいっぱいだった。あの空間からあの音楽が出来たんだって今とても納得出来 る。
マドキさんは、川崎デルタ生まれ幼少期、ゴミ捨て場に落ちていたエアオルガンを拾ったのを機に独学で作曲を始めた、そうな。彼の音楽は昔だったらアヴァン ギャルドっぽいんだけど、私には自然で、彼の生きるところから生まれた、そしてアナーキーな匂いのするかっこいいい気持ちのよい音楽だった。