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“Grave your coat and get your hat……..”

“Grave your coat and get your hat ,
 leave your worry on the door step……”

これはスタンダードナンンバー”On the sunny side of the street “のはじめの歌詞です。古いところではサッチモことルイ.アームストロングやエラ、最近ではカサンドラ.ウィルソンも録音しています。私も3枚目のアルバ ム”clear out of this world”の中に入れました。歌詞と,このカジュアルで明るいメロディーが好きです。ざっと歌詞は”コートと帽子をつかんで明るい表へ出よう!そしたら ブルーな気持ちも晴れ、お金なんか無くても気分は大金持ち!”みたいな感じなんだけど。

ずうーっと昔、高田馬場のシェーキーズで演奏していたバンドに自分の仕事がお休みのとき歌わせてもらいに通っていました。面白くて、面倒見が良くて,みんなに慕われたトランペッターの鈴木さんという人がリーダーで、早稲田のニューオリンズジャズクラブのメンバーや若いミュージシャンが集まって勉強させていただきました。その時私は、片っ端からデキシーの曲やスウィングの曲を覚えました。
そのときよく歌ったのが”bill bailyやsunnysideやbasin st bluesやthat’s a plenty….”などなど。今でも何年振りかでその時の仲間だったバンジョーの大西美代子さんのライブに行くと”ヴォーカリストの吉野さんが来ていますので,一曲歌っていただきます!って、有無を言わせず招かれて,sunnysideのイントロが始まるのです。こんな時、一瞬に昔の仲間に戻れる懐かしい曲でもあるのです。

ああ、なんでこんな話思い出したのかって?そう、寒いとそして暗くなると、どうしても外に出るのがおっくうで、コピーをしにコンビニに行かなきゃならないけど、とためらっていましたが、思いきりダウンと帽子をつかんで表に出ました。星がきれいで、くるぶし近くまであるロングのダウンは暖かくて快適!
思わず”grave your coat and get your hat……..”