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“しっかりね!気をつけてね!

“しっかりね!” ”気をつけてね!来週ね!”なんて、母に母親の様な口をきいて、大急ぎで車に飛び乗った。駅に着いたら黒い帽子がない。ええ?またどこ かに置き忘れて来たみたい。心当たりのところに”あったら取っておおいて下さい。と電話を入れ、ローカル線で高崎まで。そして新幹線に乗換える前に寄った 本屋で、今度は左手に持っていた袋がないのに気がついた。すぐ今乗って来た電車に引き返した。終点なので、電車はまだ止まっていたけど、どこにも私の袋は 見当たらない!今日、母と行った”道の駅”で新鮮さと安さに魅せられて買って、重いけどお土産に持って来た野菜の袋だ。出会った駅員さんに白い袋の事を尋 ねたら、事務所にあるとの事。駆け足で取りに行って、新幹線のホームに。乗り込んでから大宮まで30分あまりは、列車の外をただただボーーーッと。赤城の 裾野が関東平野に広がって行く景色が気持ちよく癒してくれた。

“しっかりね!気をつけてね!”は自分で——す。