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そんな話はしたかもしれない。でもこんな風に

生徒の発表会ライブが終わった。みんな素敵な笑顔で乾杯ができほっとした。

打ち上げでは、全員が一人づつ感想をみんなに話す習わしになっている。

みんなからいろんな心のうちが聞けるのが、私の打ち上げの楽しみの一つです。一瞬ドキッとしたのが一つ。

“先生にレッスンで歌詞の事で男性経験を聞かれて…..”

え?そんな事言った?男性経験?なんか生々しい響き!

そんな話はしたかもしれない。でもこんな風に。

ある曲で、別れた彼に久しぶりに会って、”最近どう?”と呼びかけから始まっている歌。歌い方のニュアンスが歌詞の内容に合わないと感じたので、

“誰か好きな人がいるか、いたことがある?その人に久しぶりに会って、

どうしてる?みたいなちょっと複雑な気持だから、ちょっと違うとおもうけど…….。みたいな言い方で、話をしたような記憶がある。

“男性経験”を聞かれて、と言う言葉にはドッキリ!ドッキリ!ドッキリ!

私が投げかけた意味は同じかもしれないけど。私よりずっと若い彼女には、問いかけた事が刺激だったのかもしれない。表現は難しいね。歌でもそうだけど、微妙な言葉の色合い、表し方があるから。

私の教室はお互い信頼関係で成り立っているので思った事をちゃんと伝える。

言葉はインパクトがある。彼女が私のアドヴァイスにドキッとしたように,私も彼女の言葉にドキッと。

だから歌でも、それぞれの表現のスタイルがあるから、面白い。みんな自分のよりよい色、表現を求めて、微妙なね。