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一柳慧(いちやなぎとし)

朝日新聞の文化.文芸欄 ”語るー人生の贈り物”は、先月から作曲家一柳慧氏。オノ.ヨーコさんと結婚されていたこともある現代音楽の作曲家です。

オノ.ヨーコさんのことは、”何にも属さないのがオノ.ヨーコ。社会通念にとらわれず自分の胆力だけで本質を見出していく力は魅力でした。”と。

毎日とても心に響いて共感、自然体で素敵な方だなあと楽しみに読んでいます。

今日の14回目は、

「同じような信念を持つ人たちと、同じ時代に生き、共に仕事をする。当たり前に思っていたことが実はいかに幸運なことだったのか、年を重ねて気付かされました。立場やジャンルや思想の壁を超え人間かどこまで響き合うことができるのか、挑み、確かめることが創造ということなのかな、とも思います。

収益や評価といった結果より、創造に携わる者同士が刺激を与え合うプロセスにこそ自分をかけたい……。」

彼は好奇心と人間と芸術を信じる健やかな心を持つ、サントリーの社長だった佐治敬三さんのサポートで演奏の機会も飛躍的に増やし、未知の聴衆と出会え、またニューヨークで自由に目覚めた。

「信念を同じくする人々から本質的な何かを受け継ぎ、己の中での戦いを経て未来へ繋ぐこと。これも創造という営みなのかもしれない。」と。

毎回、感じること、色々考えるヒントをがいっぱいで刺激的です。

連載まだ終わらないでもっと語ってください!