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早いなあ!

もう今年も2月入りました。早いなあ!

母が亡くなって5年経ちました。早いなあ、母の介護で群馬に通っていた時、駅からタクシーで母のところに向かいながら、窓から飛んでいる雪を見ながら、今年も雪が降る冬がやってきたなあ!なんて思いながらの6-7年だったような気がします。私にとっては母との特別な時間だった。

母は施設に入ったので、お世話は施設の方がやってくださるので、私は週末に新幹線とローカル線を乗り継いで、会いに行って泊まりました。今思えば、介護で通った時間は、母とのかけがえのない時間でしたが。

今、私の生徒さんも親御さんの介護で頑張っている方がいます。

Aさんは、現在仕事を休止して、ご両親を自宅でお世話しています。しっかりしている方なので、偉いなあ、と思いながら、大丈夫かな?なんて内心思っていたら、とうとう”先生もうダメ、社会復帰しないと自分がおかしくなっちゃうので―”と。

この間はミュージシャンの小室哲哉さんが、介護の大変さで自分がおかしくなって看護婦さんに精神的に甘えてしまったと、そのけじめで引退すると。

私は、田舎で住んでいた母が都会に住むことはできなかったので、住んでいたところの施設に入居したので、プロのお世話になったので助かりました。母も妄想が起きると”家に帰りたい”と、いっていました。やはり気持ちでは自分の家が一番いいのだと思う。ホームが。私は仕事を辞めて面倒を見るのは無理なので施設でお世話になったけど。

先日評論家の西部邁氏が自殺したという報道が。西部さんは病院で不本意な延命治療や施設で介護に頼りたくない、それを避けるなら自宅で家族の介護に頼るしかない。それを避けるための自殺だったようですが、日本はこれからますますの高齢社会。誰も避けて通れない現実です。

Aさん、ご両親のことは大事だけど、自分もこれから先も生きて行くので、まずはいいお仕事が見つかるように祈っています。