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甲子園ー2

けさの新聞のスポーツ面の高校野球の記事でプロ棋士の谷川浩司氏が”強くなる秘けつ”というコラムによせている、高校野球と将棋の対局の通じる話している。いい話しでしたので御紹介します。

“……..ゲーム終了。勝者の校歌を敗者が聞く。勝負の厳しさを一番感じる瞬間です。でも将棋にも通じる事ですが、勝負には、厳しさと同時に潔さが大切なんです。将棋は自分では負けを認めねばならないゲームです。「まけました」と言って頭を下げるのが正しい投了の仕方。辛い瞬間です。でも、「まけました」とハッキリ言える人はプロでも強くなる。これをいい加減にしている人は上に行けません。ベテランが息子みたいな棋士と対局して破れた時は正直いってつらい。ですが、これが出来ないと勝負の世界ではやっていけない。高校野球でも敗者は相手の校歌など聞きたくないはず。グランドからすぐにでも逃げたい心境でしょう。しかし、我慢して聞く事が次につながるんです。私も棋士になってから500回頭をさげました。……….将棋でも野球でも負ける事で免疫が得られる。社会に出たらいろいろな競争に待ち受けているはずですから、早いうちからすこしづつ挫折を経験することは必要なのではないでしょか…………。”と。

“ウーム勝負の世界は厳しいな、でも美しくカッコいいなあ!”なんて思った。その足で、ジムに行ったら、クラブのTVに試合終了の画面に、勝敗を分けた両方の彼等の姿が写っていた。音がなくても十分想像力を刺激する真実のドラマがあった。美しくて思わずジワッときてしまった。
スポーツはいいなあ!もちろん音楽はもちろんですが!