国際人としての大切なマナーはFairness(公正、公平)という言葉をふと思い出しました。
私は、シンガーや指導者の仲間との研究会などの集まりに海外によく出かけます。いろんな国から来た人たちで文化,習慣も違うのですが、みんな当たり前のように一つになれ、心が響きあい、昔からの仲間と同じ感じで、何も問題が起きません。タイプが似ているのか、コモンセンスが分かっているのか、基本のFairnessが解っている人たちで、気持ちがいい。話さなければならないことはちゃんと話し、それぞれが立場をわきまえ、思いやりを持って、みんなのために何ができるかと考えられる人たちで、一緒に歌うのも楽しいので、無理しても楽しみに出かけて行きます。
先月フランスで、アメリカに長く住んだことがあるオーストラリア出身のデザイナーの女性と話した時、今はフランスが気に入っていると。”なぜ?”と聞いたら、ゆったりしているのと、すごく民主的だからと。他のフランス在住の友人も同じようなことを言っていた。
英国はEU離脱、アメリカのトランプ大統領の当選など自分の国が良ければいいという流れの中で、フランス人は、極右政党ではなく、穏健派で知的なマクロン氏を大統領に選んだ。さすがフランス。そうなんだ、民主的なんだ。
日本では自民党の支持率が急激に落ちています。当たり前だけど。もっと議論をという国民の声、野党の声を無視して”共謀罪”法も強引に決めてしまった。そして森友学園や加計学園問題。
そして後をたたない閣僚の失態。こんな人しかいないの?いつの時代、どこの国かと。
こんな強引でアンフェアなことがまかり通る。こんな知性のない政治家がいる国が日本なんだと。日本はまだ民主的には程遠い。