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命がけ part-2

ソルトレークオリンピックが始まり、選手の熱戦、熱演が続いています。
なぜか前回のコラム”命がけ”という言葉の響きが頭をよぎり、うろうろしています。
「命がけ」という言葉の響きは、やはり私には生々しすぎて落ち着きません。
今戦っているオリンピック選手達は、もちろん努力ができる才能や才能(天才と言わなくても並外れた能力)や、集中力やイマジネーションそして運や、いろんな条件を克服した人達でしょうが、なぜか昔の、マラソンの円谷選手(東京オリンピックで銅メダルをとってその後自殺)のような、古さは感じず、よく言われている”自分の為にやっている”感じがして、見ていて爽快です。もちろん並外れた忍耐はあたりまえでしょうが。壮行会での小泉首相のスピーチは、御本人ク-ルそうに見えても結構センチメンタルなんですね。そう言えば感情的な発言や行動もありますね。

朝日舞台芸術賞の贈呈式でも、例えばバレリーナの森下洋子さんとか板東玉三郎さんだったら “踊りに生涯を捧げた”とか”美の追求”とか”自分の美の表現に…”とか、うまく言えないのですが、コラムを書いた人も、違う表現をしたような気がします。がやはり受賞者が前衛舞踊の大野一雄さんと伊藤キムでしたら、表現のスタイルがコラミストに、そう言わせたのかも知れません。

しかし表現者としてはクールなスタイルの私も、新聞のスポ-ツ面や社会面の”アフガン復興への道”なんて見出しをチラッと見ただけでジワッと来てしまいます。
年のせいかな?いいえ、小さい時からこんな感じでした……。
だいぶ落ち着きましたので、ライブの準備にもどります!
お騒がせしました!そうです、毎日”じたばた”なんです。