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篤史くん

滞米計画を中止して帰国、今度は三鷹の南口から北口の武蔵野市に3年半近く前に住み始めた。また1からのスタートだった。
もちろん、自宅でのレッスンスタジオは再開したが、ピアノがおける建物は頑丈なので家賃が高い。そんな折、新聞で”自宅で英語を教えませんか?”という広告を見つけた。”週一日くらいだっら、やってみようかな”と、試験をうけてやる事にした。

英語を子供達に教え始めてまもなく、建物の上の階に住んでいる人から”子供の出入りはうるさくなるし、ここは居住マンションなのでまずい!”という、ヒステリックな苦情が届いた。不動産屋はかまわないというが、めんどくさいので止めよう思ったが、通い始めた5人の子供達に悪い。もう生徒は増やさない事にして、子供達には静かに出入りするようにお願いした。

一年したら3人の女の子は、私立中学に受験するので塾にかわると退めた。
中学生になった友人の娘の登緒子ちゃんは、中学生なので別のレッスン時間。
小学生で一人残った篤史君に”どうする?”とたずねたらら”ぼくは続けたい!”って。
そして今まで続けて来た。
雨の日も風の日も雪の日も休まず毎週毎週木曜日4時半、ピンポーン”Hello!”とやってきた。

一人のなので、英語だけでは集中力がもたないので、前半の時間はいろんな事をして遊んだ。
ベランダの植物を観察したり、育ったきゅうりもイチゴも一緒に食べた。
私が、リサイクルで手に入れた、リヴィングテーブルにサンドペーパーをかけていたら、篤史くんもやってみたいと、一緒に一年間かけて少しづつサンドペーパーで塗料をおとし、ダインニングテーブルと同じ色のニスを塗って組み立てなおし完成させた。

いろんな事をした。コンガも基本パターンはたたけるようになった。
少年野球に入っているので、ダーツの矢は恐いほどなスピードで放つ。
コンピューターのキーボードもほとんどゲームでブライドタッチをマスターした。

篤史くんにWhat is your favorite food ?とたずねると I like curryと答える。